はじめての住まいづくり講座NO9

こんにちは!すまいポート21の田羅間です。

今回は、耐震等級についてお話ししたいと思います。
皆さん耐震等級って何かご存知ですか?
住宅性能表示制度に基づく建物の構造の強さの目安で、地震に対する建物の倒壊・崩壊のしにくさを表す基準となります。
等級は、1から3であらわされ、耐震等級1とは、建築基準法で定められた最低基準となります。想定される大地震(震度6から7)でも倒壊しない基準です。
耐震等級2,3は、長期優良住宅仕様と同等で、耐震等級1よりも強固で、等級2が等級1の1.25倍・等級3は、等級1の1.5倍となります。
じゃ何が、1.25倍・1.5倍なの?と思われると思います。耐震等級1は、基本耐力壁の強さを検討し、満たしていることが基準となります。耐震等級2と3は、その耐力壁の1.25倍・1.5倍の強さとなります。
ここで、耐力壁って何?と思われますよね。耐力壁とは、建築物において、地震や風などの水平荷重( 横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のことを示す。そうではない壁(構造的に固定されていない壁)は非耐力壁と呼びます。
また、耐震等級1と2,3の大きな違いは、耐震等級1は、壁のみの検討でOKですが、耐震等級2と3は、壁・床・屋根を検討するとあります。要するに2と3は、建物構造をすべて検討すると思っていただいたほうがわかり易いかもしれません。
耐震基準は、ずっと今の基準で作られていたわけではありません。旧耐震基準と新耐震基準の大きな岐路は、今から36年前1981年(昭和56年)6月を境に新耐震基準が施工されました。それ以降は新耐震基準に沿って建てられています。また今から17年前2000年6月以降は、木造建築物はより強固に施工することが義務つけされました。耐震基準の見直しが図られるのが、大地震の後1981年は、宮城沖地震・2000年の改正は、1995年に起きた阪神淡路大震災がきっかけで見直しが図られました。現在の基準で耐震等級1でも十分強固ですが、大地震はどこでどのような状態で起こるか想定できません。耐震等級1で不安な方は、耐震等級2以上で検討することをお勧めします。


ここでポイント!
昨年起きた熊本地震は、震度7級の地震が立て続けに2回起こりました。特に被害の大きかったのは、活断層の上にある建物でした。現在検証が進んでいますが、熊本地震で今見直されてきているのが、直下率という言葉です。直下率とは、2階の壁の真下に1階の壁がある割合です。2階の壁を1階の壁が支えているほど耐震性は増します。直下率を見直すことで耐震性はグーンと上がりますので、これも設計の際に重要なポイントとなります。。
とにかく日本に住む私たちは、きたる大地震と無関係にはいられません。当然これから住まいづくりを考えている皆様にとって家族を守る安心安全な住まいづくりをしていかなくてはいけません。そのためにも耐震性の優れた住宅を建てられることをお勧めします。

すまいポート21では、建築CADを使った耐震診断・直下率計算も行っております。(要予約)お気軽にご相談ください。

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